クリニックのホームページ制作で載せる内容と気をつけたい表現|歯科も同じ

クリニックや歯科のホームページで、患者さんがまず知りたいのは「いつ開いていて、どこにあって、何を診てくれるか」です。この3つがすぐ分かるだけで、ホームページの役目は半分果たせます。ただし、医療機関のホームページには表現のルールがあり、効果の断定や体験談などは注意が必要です。この記事では、載せるべき内容と、気をつけたい表現をまとめます。
患者さんがホームページで知りたいこと
患者さんがクリニックのホームページを開くのは、体調が悪いときや、歯が痛いときです。ゆっくり読む余裕はありません。だから、知りたい情報に「3秒でたどり着ける」ことが何より大切です。
とくにスマホで見る人がほとんどです。トップページの上のほうに、診療時間・電話番号・住所が出ているだけで、安心感がまったく変わります。
クリニック・歯科のホームページに載せる7つの内容
載せる内容は、むずかしく考えなくて大丈夫です。次の7つがそろっていれば、十分に信頼できるホームページになります。
| 内容 | ポイント |
|---|---|
| 診療時間 | 曜日ごとの表にする。休診日と受付終了時間も |
| アクセス | 住所、最寄り駅、駐車場の台数、Googleマップ |
| 診療内容 | 診療科目と、よくある相談を具体的に |
| 院長紹介 | 顔写真、経歴、ひとことメッセージ |
| 初診の流れ | 持ち物、受付から会計までの順番、所要時間の目安 |
| 設備 | 院内の写真、主な機器。バリアフリーの有無 |
| 予約方法 | 電話・Web・LINEなど。予約なしでも可かどうか |
診療時間は「表」で見せる
文章で「月〜金は9時から、ただし木曜は午前のみ」と書くと、読むのに時間がかかります。曜日と時間の表にして、休診は「−」で示しましょう。祝日の扱いも一言添えると親切です。
院長紹介は顔が見えることが大事
患者さんは「どんな先生か」をとても気にします。顔写真と、「地域のかかりつけ医として、気軽に相談できる場所にしたい」のような短いメッセージがあると、来院のハードルが下がります。経歴は箇条書きで簡潔に。
初診の流れは不安を消す
はじめての病院は、誰でも少し緊張します。「保険証を持ってきてください」「問診票を書いて、10分ほどお待ちいただきます」といった流れを書いておくと、安心して来てもらえます。
うちの場合は、制作費0円・月額2,980円(税込)・24ヶ月契約で、この7つを5ページ程度にまとめます。美容クリニックのサンプルも制作例にあります(架空企業を想定した自主制作です)。
気をつけたい表現:医療広告のルール
ここが、クリニックのホームページで他の業種と大きく違うところです。医療機関のホームページは、広告のルール(医療広告ガイドライン)の対象になることがあります。一般的に、次のような表現は注意が必要と言われています。
- 効果の断定:「必ず治ります」「絶対に痛くない」など
- 体験談:患者さんの感想を治療の効果として載せること
- ビフォーアフター写真:条件なしに載せると問題になることがある
- 比較・最上級:「地域No.1」「最高の技術」など
- 誇大な表現:「最新」「画期的」を根拠なく使うこと
「患者さんに安心してもらいたい」という気持ちで書いた言葉が、ルールにふれてしまうことがあります。書く前に「これは事実として言えることか」を一度考えるのがコツです。
ただし、何がよくて何がだめかは細かい条件があり、ここでは断定できません。くわしい可否は、厚生労働省の公式情報や、医療広告にくわしい専門家に確認してください。 制作会社まかせにせず、院長先生ご自身が目を通すことをおすすめします。
安全に書くコツ:「事実」と「方針」だけを書く
ルールを気にしすぎて何も書けない、となるのももったいないです。安全に書くコツは、「事実」と「方針」に絞ることです。
- 事実:診療科目、診療時間、設備の名前、院長の経歴
- 方針:「ていねいな説明を心がけています」「できるだけ待ち時間を減らす工夫をしています」
これらは効果を約束するものではないので、安心して書けます。「痛みが少ない治療」ではなく「痛みに配慮した治療を心がけています」のように、言い切りを避けるだけでも印象は変わります。
文章の書き方の基本はホームページの文章の書き方でも紹介しています。
予約と問い合わせの導線
患者さんの行動はシンプルです。「電話する」か「予約する」か。この2つのボタンを、スマホの画面でいつでも押せる場所に置きましょう。
電話番号は押せばかけられるように。Web予約を使っている場合は、そのリンクを目立つところに。予約なしでも診てもらえるなら、「予約なしでもOKです」と書くだけで来院しやすくなります。
なお、予約システムそのものを新しく組み込む場合は、規模によって別途見積りになることがあります。まずは「電話とフォーム」から始めて、必要になったら足す、で十分です。
まとめ
- 患者さんが知りたいのは、診療時間・場所・診療内容。トップの上のほうに置く
- 載せる内容は7つ。診療時間・アクセス・診療内容・院長紹介・初診の流れ・設備・予約方法
- 効果の断定・体験談・ビフォーアフターなどは、医療広告のルールで注意が必要
- 「事実」と「方針」に絞って書けば、安全で信頼感のあるページになる
- 細かい可否は、厚生労働省の公式情報や専門家に確認する
まずは診療時間の表と、院長先生のひとことメッセージから準備してみてください。写真と文章がそろえば、公開までは14日ほどです。くわしくは料金とよくある質問をご覧ください。


