建設業にホームページは必要?|工務店・職人が載せるべき内容と採用への効果

結論から言います。建設業・工務店・職人にも、ホームページは必要です。理由は、あなたの会社を調べる人が、元請け・施主・求職者の3種類いて、全員がまず検索するからです。
「うちは紹介だけで回ってるから」という会社ほど、実は危ないです。紹介してくれる人も、紹介された人も、会う前にスマホで社名を検索します。そのとき何も出てこないと、話が止まります。
この記事では、建設業のホームページに誰が何を求めているのか、何を載せればいいのか、採用にどう効くのかをお話しします。
「紹介だけで回っている」会社こそ、次の世代のために
まず、今のあなたの会社が困っていないことは分かります。長年の付き合いがあって、電話1本で仕事が来る。それは本当に強いことです。
でも、少し先を考えてみてください。今の元請けの担当者が代替わりしたとき。付き合いのある施主さんの子ども世代が家を建てるとき。そして、あなたの会社に若い人を入れたいとき。
その人たちは全員、スマホで探します。「社名で検索して何も出てこない会社」は、その時点で候補から外れやすい。今のお客さんのためではなく、次の世代のお客さんと社員のために、ホームページは要ります。
建設業のホームページを見る3種類の人
建設業のホームページは、見る人が3種類います。それぞれ、知りたいことがぜんぜん違います。
| 見る人 | 知りたいこと | 載せるべきもの |
|---|---|---|
| 元請け・取引先 | 実在する会社か、信用できるか | 会社概要、許可番号、保険、施工実績 |
| 施主(一般のお客さん) | どんな工事ができるか、人柄 | 施工事例の写真、職人の顔、流れと費用感 |
| 求職者 | どんな職場か、待遇、雰囲気 | 現場の写真、先輩の声、休みと給与の目安 |
元請け・取引先が見るもの
元請けの担当者は、新しい協力会社を探すとき、まず「ちゃんとした会社か」を確認します。建設業許可の番号、加入している保険、所在地、代表者名。これが載っているだけで安心されます。
逆に、載っていないと「個人でやってる人かな?」「何かあったとき大丈夫かな?」と不安を持たれます。会社の実在を証明するのが、ホームページの第一の仕事です。
施主が見るもの
一般のお客さんは、まず「どんなものができるのか」を見たい。だから施工事例の写真がいちばん大事です。次に見るのが「誰がやるのか」。職人さんの顔写真と、ひとこと紹介があるだけで、問い合わせのハードルがぐっと下がります。
求職者が見るもの
若い人や転職を考える人は、「この会社で働いたらどうなるか」を想像したい。現場の雰囲気、先輩がどんな人か、休みは取れるのか。きれいな言葉より、普段の現場写真のほうが伝わります。
載せるべき内容と、5ページの構成例
建設業のホームページは、最初から大きなものは要りません。5ページくらいで十分です。
- トップ:何の工事をしている会社か、対応エリア、代表的な施工写真を1〜3枚
- 施工事例:工事の種類ごとに、写真と簡単な説明(工期、市町村名、工事内容)
- 会社案内:会社概要、建設業許可番号、保険加入状況、代表あいさつ、職人の紹介
- 採用情報:募集職種、仕事の流れ、1日のスケジュール、先輩のひとこと
- お問い合わせ:フォーム、電話番号、LINEなど、連絡しやすい方法を複数
施工事例は、最初は3〜5件あれば十分です。「数が少ないから恥ずかしい」と思わなくて大丈夫。1件ずつ、ていねいに載せるほうが伝わります。
ページ構成の考え方は5ページ構成の記事にもまとめています。
写真は「現場・完成・人」の3種類
建設業のホームページで、文章より大事なのが写真です。撮るのは3種類だけ覚えてください。
- 現場の写真:作業中の様子。整理整頓された現場は、それだけで信用になります。
- 完成の写真:引き渡し前の、きれいな状態。できれば昼間の自然光で。
- 人の写真:職人さん、スタッフ、代表の顔。笑っていなくても、まっすぐ立っているだけでいい。
スマホで十分です。コツは「横向きで撮る」「逆光を避ける」「余計なものを片づけてから撮る」の3つ。くわしくはスマホ写真の記事をどうぞ。
施主さんの家を載せるときは、必ず本人に許可をもらいましょう。表札や住所が分かるものは写さないのが基本です。
採用への効果:求人票では伝わらないことを伝える
建設業で「人が来ない」と悩む会社は多いです。求人を出しても反応がない。来ても、すぐ辞める。
原因のひとつは、求人票だけでは職場の雰囲気が分からないことです。応募する人は、求人票を見たあと、必ず社名で検索します。そこにホームページがあって、現場の写真と先輩の顔が見えると、「ここなら大丈夫そう」と思ってもらえます。
採用ページには、こんなことを書いてみてください。
- 1日の流れ(朝何時に集合して、何時に終わるか)
- 未経験でも大丈夫か、どう教えるか
- 休みの取り方、繁忙期と閑散期
- 先輩のひとこと(「入って3年、今は○○を任されています」など)
求人サイトに書けないことを、自分のホームページには自由に書けます。採用の考え方は採用とホームページの記事でもくわしく触れています。
費用と手間は、思っているより小さい
「ホームページは何十万もかかる」というイメージがあるかもしれません。一般的には、制作費で数十万円くらいと言われることも多いです。
うちの場合は、制作費0円・月額2,980円(税込)・24ヶ月契約の1プランだけです。5ページ程度の制作、スマホ対応、サーバー代、公開後の更新(回数無制限)まで込みで、実費はドメイン代だけ。写真と文章の素材がそろってから14日で公開します。
写真はスマホで撮ったものでかまいません。文章は、LINEで話してもらった内容をこちらで整えます。現場で忙しい方でも進められるように、やりとりはLINEで完結します。
まとめ
- 建設業も、元請け・施主・求職者の全員が検索する時代。ホームページは必要
- 元請けには「実在と信用」、施主には「事例と人柄」、求職者には「職場の雰囲気」を見せる
- 載せるのは、施工事例・許可と保険・会社概要・職人の紹介・採用情報
- 写真は「現場・完成・人」の3種類をスマホで撮ればいい
- 紹介で回っている会社こそ、次の世代のために今のうちに作っておく
「うちみたいな小さい会社でも意味ある?」という相談が、いちばん多いです。LINEで気軽に聞いてください。


